俺の本音

俺の本音をひたすら書き綴るブログ

感動の押し売りほどウザいものはない

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日本人は他人に対し優しい。自分の事よりも他人を優先に考えてしまうことだってある。そんな美徳が日本人の心奥深くにある。それが日本人みんなの誇りである。

しかしその優しさがビジネスに絡むと話しがややこしくなる。人の心はお金では動かないのだ。ボランティアとも少し違い、自発的に動いてしまうのが本来の人の優しさであり、ボランティアではきっかけはそうであってもいつのまにか義務になっていたり強制になっていたり違う形になってしまっていることも多い。

最も最悪でたちが悪いのがビジネスに利用された時だ。特にテレビ局が毎年行っている愛は何とかという番組はどうしても胡散臭い。主旨や考えには賛同するがやり方がダメなのだ。

ひと言で言えば感動の押し売りなのだ。

心で動こうとした瞬間に押し売りの現場を見かけると萎えて白けてしまう。なぜか障がい者が主人公になってがんばる姿が再現ドラマで紹介されたりするが、いや普段から大勢の障がい者はがんばっているだろうに。なぜこの人が?なぜこの日にだけするのなか?が疑問でしかならない。

もっと言えば障がい者の中にも悪い人もいるだろうに全員が善人のような取り上げ方が白けるのだ。普段から公平に扱っているなら敢えてこの日に長時間かけて取り上げる話題でもテーマでもないだろう。

最も典型的なのがマラソンだろう。今年はまだランナーすら正式に発表していないしなぜか毎年、フィナーレの時間に合わせゴールする。みんな分かっているんだから皆まで言うな。という意見もあるだろうが毎年わざわざする必要はあるのだろうか?

嫌なら見るなという意見は正解だ。俺は毎年見ていないしザッピングの時に目に入ったりネットニュースで見かける程度の知識だがいい加減、感動の押し売りにはウンザリしている。

日本人の優しさはわざわざこの日に24時間もかけて再確認する必要はない。日頃から教養ある番組を放送し凜とした国民性を維持するよう公共の電波を使った放送局、報道各社は強く意識していただきたい。

わざわざこうして記事に書いても今年も来年も同じように感動の押し売りは続くのだろう。悲しい事実である。