俺の本音

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ローソンが多角業種展開に乗り出している

ローソンがコンビニ業界で先駆けて取扱商品の多角化、他業種の展開を急速に進めている。コンビニの巨人はセブン—イレブンだが、ローソンは規模だけの勝負を避け独自性を前面に打ち出し、地域に根付くことを真剣に目指しているように見える。

まず、ローソンが打ち出したのがローソン100だった。100円で生鮮食料品を取り扱ういわばミニスーパー。日用品も取扱い価格もそれまでのコンビニの定価販売を打ち崩す100円という分かりやすい価格帯設定だった。都市部を中心に展開をした。

ローソン100は一定の成果を収めたが、セブン—イレブンの商品充実とプライベートブランドの投入により差別化が薄まり徐々に独自性や目新しさが薄まってきた。

次にローソンが取り組んだのが通常のコンビニの主揃え+αのコンビニ作りだ。地域性や周辺の住民環境によって取り扱う商品を柔軟に変えるという戦法だ。ローソンという共通看板に加えて独自に取り扱うものを店ごとに決めるのだ。

生鮮食料品を取り扱ったり、薬を取り扱ったり。薬店が増える中、遅い時間も営業しているコンビニはメリットを見いだすことができるだろう。処方箋を取り扱うのもまた既存薬店には驚異だろう。

時代は大型店で一気に客を集めるスタイルから地域ごとの小型店舗に住民が求めるものをすぐに手に入る行き届いたサービスの時代に変わってきているといえるだろう。高齢化社会を目前に迎え、都市部の百貨店や郊外の大型スーパーやモールに行く事ができない人も増える。地元密着が今後のキーワードになる。

多角化を先行するローソンを始め今後のコンビニ業界の競争はますます激しさを増すだろう。